総合政策学部の選択科目「ダイバーシティ社会論」(マイノリティ政策)の授業において、2回にわたってゲストスピーカーをお招きして、LGBT等について考えました。
6月20日は、いなべ市でLGBT専門相談員をされている浦狩さんにトランスジェンダーの子を持つ親としての立場からお話しいただき、医師の藤田さんからも飛び入り参加でトランスジェンダーに関して補足説明いただきました。
また、6月27日は、県外から伊賀市に移住してきてパートナーシップ宣誓を行い共に暮らしている嶋田さん加納さんカップルに、学生たちからの事前質問に答えていただきながら同性愛者としての周囲との付き合いや暮らしぶりなどのリアルをお話しいただきました。
いわゆる「LGBT理解増進法」の審議などをめぐり、さまざまな言説が飛び交ったこの数か月でしたが、学生たちには、流言飛語に踊らされることなく、こうした当事者の声に耳を傾けて、ダイバーシティ社会を推進していくための政策のあり方について、冷静に考えを巡らせて行って欲しいと願っています。