三重執鬼と「VUCAの時代」を考える

地域と連携した取り組みを紹介します。

四日市大学は三重県の協力を得て、「三重のサステナブル経営」表彰企業の皆様に特別講義として講演をしていただいています。今回は、三重執鬼株式会社 代表取締役寺田忍様の講演を紹介します。

さて、この会社「三重執鬼」の読み方は?(正解はこの記事の最後に※)

三重執鬼は鈴鹿市に本社があるトラック輸送、倉庫・保管、流通加工をおこなっている会社です。寺田様は、物流業界は縁の下の力持ちであり、機動力がある業界であると言われました。近年では、環境への配慮や次世代育成を重視し、地域と共生する取り組みをおこなっています。コロナ禍になっては、温度管理が重要なワクチン配送もおこなっています。

タイトルにあるVUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字をとった言葉で、グローバルなつながりが増し、テクノロジー進化が加速化したことで、世の中がカオス(未来予測ができない状態)になっている状況をいいます。このような時代に、寺田様は、安心安全な輸送サービス、長期ビジョンをもった経営(10年で10社、10人の社長の誕生)、経営幹部の育成を進めていくとお話されました。最後には、経営という仕事、経営者スキルが重要であり、経営者感覚(スキル)をもって仕事をすると、主体性をもった生き方、学び方ができると学生に熱いメッセージをくださいました。当日は、新入社員2名(三重県内大学出身)から担当業務の説明があり、新入社員を見守る寺田様の姿に、若い世代に大いに期待している様子が伝わってきました。

寺田様、皆様、ありがとうございました。

※ 三重執鬼 みえとるき

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